メタボの原因は遺伝的、心理的な要因もありますが、環境的要因、特に不適切な食生活や生活習慣によって生じやすくなります。
つまり、カロリーの摂取量が必要量よりも多かったり、栄養の不均衡に起因する脂肪の代謝障害で、脂肪の利用と燃焼が効率的に行わないことがメタボの主な原因となります。
したがって、メタボの対策としては、何よりも食事の量を減らすことが基本であります。
理論的にメタボは、所要カロリーの半分だけを摂取しても、不足分は蓄積された脂肪を分解し、エネルギー化させることが可能であります。
しかし、食事の量を減らしても全体的な栄養のバランスが大事なので、タンパク質、炭水化物、脂肪、ミネラル、ビタミンなどの栄養素のバランスを考慮することが重要です。
また、普段の食事から炭水化物を過剰に摂取する食生活であれば、炭水化物の制限に注力することも有効であります。
暴飲暴食する食習慣は避け、同じ量でも何回かに分けて食べるのが効果的です。
脂肪分の多いバター、マヨネーズなど、カロリーが高いのは厳しく制限し、生野菜や海藻類を中心とした食事をします。
特に、食事療法と一緒に行う適切な運動療法は、メタボの予防と治療に重要であります。